能楽の世界は日本人にとって心であり振る舞いであるように感じる。今回の演目「松風」を鑑賞、能楽師林宗一郎さんの舞いは力強く、繊細でとてもパワーを感じました。日本の伝統文化のいいところを多く感じとれて、自分達も染め物を制作するという立場で考えさせられる点が幾つか見つかりました。仕事に対する姿勢や染め物に対する考え方。勉強になる部分が意外とあったりします。
今回は入口に掛ける幕を制作しました。毎年7月にイベントがあるので、夏の日差しに耐えれるしっかりした生地(※幕の場合)ポリエステル縮緬(ちりめん)で制作しました。幕で長持ちさせるのであればポリエステル縮緬(ちりめん)がオススメです色も鮮やかに染まります。では反対に高級な素晴らしい生地もあります。お寺の幕などで制作します正絹縮緬(ちりめん)です。ポリエステル縮緬(ちりめん)より長持ちはしないですが、さわった時の優しさ、しなやかさは生地の中では最高です。制作の際は、是非ご相談ください。最高の品物を作ります。
能楽師 観世流シテ方 林宗一郎
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